プロフィール

2017年12月7日木曜日

本当の意味での才能とは、一つの事に対して10年、20年、30年と同じ姿勢で同じ情熱を持ち続けられるかどうかである。

1つのことに対して10年、20年、30年と
同じ姿勢で、同じ情熱を傾け続けられるのが
才能だと思う

 羽生善治(将棋棋士)

 月刊『致知』より


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   2017.12.06 偉人メルマガ



▼羽生善治氏×桜井章一氏
 幻の対談を特別公開!



【羽生】
私はきょうまで将棋を続けてきて、
1つのことに対して10年、20年、30年と
同じ姿勢で、同じ情熱を傾け続けられるのが
才能だと実感しています。


それでも、長い間やっていると
どうしても浮き沈みっていうのはあるんですね。
例えば、朝起きてきょうはちょっとしんどいなとか。
瞬間的なものなら無理してでもできるでしょうけど、
本当の長い歳月となると、どうしても上り下り、
バラツキが出てしまう。


ですから、あまり前のことを
振り返らないでやっていくことが、
長く続けていく上では大切なことなのかな
とは思っています。


【桜井】
いまですよ、いま。
過去をどうのこうのって言うより、
やっぱりいまでしょうね。


いまっていうのはすぐ過ぎていくものだけど、
羽生さんはいまを丁寧にしているんじゃないですか。
他の棋士に比べて、たぶん羽生さんは
一番丁寧に将棋を指しているんです。


そして、普段の日常の中でも丁寧に
ご自分の人生を生きているから、
三十年以上も強さを維持し続けていらっしゃるんだ
と思うんです。


【羽生】
つまるところは、自分にできることを
常に精いっぱいやっていくしかないと思います。

結果はどうなるか分からないですけど、
その時、その時に自分なりのベストを尽くすこと。

それでどうにもならないこともありますが、
その時はまた、その起こった出来事に対応していく。
そういうことが大事ではないでしょうか……


――『致知』2017年10月号より


致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。


押忍!

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