プロフィール

2017年11月21日火曜日

森信三先生語録

●道に浸る

すべて一芸一能に身を入れるものは、
その道に浸り切らなければならぬ。
身体中の全細胞が画なら画、短歌なら短歌にむかって、
同一方向に整列するほどでなければなるまい。
つまりわが身体の一切が画に融け込み、
歌と一体にならねばならぬ。
それには先ず師匠の心と一体になるのでなければ、
真の大成は期し難い。



●一天地を拓く 

人は自己に与えられた境において、
常に一天地を拓かねばならぬ。



●個性の発揮

人は職業以外の道によって、
その個性を発揮するということは、
ほとんど不可能に近い。



●真剣

人間が本当に真剣になると、
パッと夜中に目があいた時とか、
あるいは朝、目のさめた瞬間に、
大事な問題がパッと分かるものなんです。



●休息

休息は睡眠以外には不要――という人間になること。
すべてはそこから始まるのです。



●黄金のカギ

わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」を
さしあげたいと思います。
それは何かというと、
われわれ人間にとって真に生きがいのある人生の生き方は、
自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、
反転させて生きる」という努力であります。



●敬の一念

尊敬の念を持たないという人は、小さな貧弱な自分を、
現状のままに化石化する人間です。
したがってわれわれ人間も敬の一念を起こすに至って、
初めてその生命は進展の一歩を踏み出すと言ってよいでしょう。



●雑事雑用

日常の雑事雑用をいかに巧みに
要領よくさばいていくか――
そうしたところにも、人間の生き方の
隠れた呼吸があるということです。



●打ち込む

人間は片手間仕事をしてはならぬ。
やるからには生命を打ち込んでやらねばならぬ。



●弱き善人

弱さと悪と愚かさとは互いに関連している。
けだし弱さとは一種の悪であって、
弱き善人では駄目である。



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『生き方入門』

 監修・藤尾秀昭 (月刊『致知』編集長)


致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。


押忍!

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