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2016年8月21日日曜日

今日の言葉 稽古

円覚寺派管長が説く禅の極意、
人生の極意


   『人生を照らす禅の言葉』

      横田南嶺・著

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禅語を読むにあたって
〜腰骨を立てよう〜
             

禅語を読むには、まず姿勢を正しくして
読むことをおすすめします。

それから、声に出して
読むこともいいでしょう。

ただ、頭で解釈しようとするだけでなく、
体で読むことが大事です。

それには、まず第一に
腰骨を立てることです。

私は初めて坐禅をなさる人たちには、
まず「腰骨を立てましょう」と
申し上げています。

円覚寺では毎月の法話も必ず
「先ず腰骨を立てましょう」の
一声で始めています。

生涯を教育に捧げた哲学者でもある、
森信三先生は、

「もししっかりした人間に
なろうと思ったら、
先ず二六時中腰骨を
シャンと立てることです。

心というものは目に見えないから、
まず見える体の上で押さえて
かからねばならぬのです」

とお教え下さっています。


また

「常に腰骨をシャンと立てること、
これ性根の入った人間になる
極秘伝なり」

「腰骨を立てることはエネルギーの
不尽の源泉を貯えることである。
この一事をわが子にしつけ得たら、
親としてわが子への
最大の贈り物といってよい」

とも仰せです。

腰骨を立てることを端的に
「立腰(りつよう)」とも申します。
立腰の要領は、次の三つなのです。

(……続く)


致知出版社様メルマガよりシェアさせて頂きました。



拳立て百回です。



押忍                                           石黒康之





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