プロフィール

2015年10月11日日曜日

無題

最近、梅干しを食べていますか?

「朝の梅干しは一日の難を逃れる」と
言われるほど、様々な薬効があり、
大切にされてきた日本古来の伝統食品、梅干し。

そこで本日は、健康づくりに欠かせない
梅干しの秘めたるパワーをみてみましょう!


■■□———————————————————□■■

 
      「梅干しパワーで健康づくり」

         大久保千和子
 (千和子マクロビオティッククッキングスクール主宰)


     ※『致知』2015年11月号
      連載「大自然と体心」より


□□■———————————————————■□□


梅干しがあれば、暑い夏も安心です。
近年増えている熱中症の予防には、
水分の補給だけではなく、
塩分も合わせて摂る必要がありますが、
梅干しを食べたり、水に梅酢を垂らして飲めば、
市販の飲料水より効果的です。

寒い冬には、梅酢を入れた水でうがいをすれば、
梅の殺菌効果で風邪の予防に効果的です。

また、梅の種をしゃぶっていると
唾液がたくさん出てきますが、
唾液に含まれる酵素の作用で免疫力がアップします。

挙げればきりがありませんが、
とにかく梅干しを摂ることはいいことずくめ。


ところが残念なことに、現代のパンとコーヒーの朝食や、
洋風化の進んだメニューに梅干しの出番はありません。

現代人の多くは、日々の食事を含めた生活習慣の歪みや、
様々なストレスなどから体調を崩し、免疫力を落とし、
体に何かしらかの不具合を抱えています。

この状態から抜け出す上で大きな力になるのが、
梅干しなのです。



(略)


梅干しに特に関心を持つようになったのは、
母が長年担ってきた我が家の梅干しづくりを
「あなたに任せる」と、
突然バトンを手渡されてからです。

最初は分からないことだらけで、
母に教えを請いながら試行錯誤を繰り返しましたが、
おかげで美味しい梅干しをつくれるようになるとともに、
梅干しが常に家庭にあることの
大切さを実感するようになったのです。


梅干しはとても薬効の高い食べ物ですが、
市販の梅干しの多くは、
保存料や着色料などの添加物が使われ、
砂糖などの甘味料やかつお節が混ざっている場合もあり、
本来の薬効は期待できません。

添加物の有無はもちろん、
どこの梅やどんな塩が使われているのか等が明らかな、
信頼できる所から入手するのが無難ですが、
最も安心なのは自分でつくることです。


昔は梅干しをはじめ、味噌、醤油、漬け物など、
食卓に必要なものは皆手づくりされ、
家庭の健康の基盤となっていました。

特に梅干しの薬効は、漬けてから三年経って現れ始め、
長く保存するほど高まります。

一家で代々受け継がれてきた梅干しは、
その家の家宝と言えるほど貴重なものなのです。

梅干しづくりに必要な道具は、
近所のホームセンターなどで簡単に手に入りますから、
これを機会にぜひ挑戦してみてください。


ポイントはよい材料を使うこと。

せっかくつくるのですから、
無農薬の梅や天然の粗塩など、
体によいものを選んでください。


梅干しを使った料理はたくさんありますが、
ご家庭で手軽につくることができ、
高い健康効果が期待できるものをご紹介しましょう。



※本誌では「梅しょう番茶」や
 「大根と蓮根の梅酢漬け」などの
 つくり方をご紹介しています。
 続きは最新号P130〜をご覧ください!



致知より




押忍!

0 件のコメント:

コメントを投稿