プロフィール

2015年2月5日木曜日

やると決めたら…

☆印以下は、

本日、致知出版社様から頂いたメルマガの一部であります。

いつもありがとうございます。


野球のイチロー選手について触れたものですが、

読んでいて自分が恥ずかしくなってしまいました。


勿論、わしはイチロー選手でも他の誰でもない訳ですので、

他と比べて落ち込んでいる訳ではありません。

が、少しでも、

「自分が自分に負けない努力、

克己の精神を自分なりに身に付けたい。」

と痛切に思いました。



メンタルトレーニングとは、

「自分に負けない努力を続けること。(克己心)」


小難しく考えないでシンプルが一番ベストですね。


前置きが長くなってしまいましたが、

是非とも御一読の程をお勧め致します。



押忍!





☆☆☆☆☆

言わずと知れた天才打者・イチロー選手。


「シーズン歴代最多安打記録262」
「10年連続シーズン200安打」
「日米通算4000安打」等々、


前人未到の大記録を打ち立て、
世界中のファンを魅了してやみません。


なぜイチロー選手は、
かくも輝かしい成績を挙げ続けているのか。


かつてイチロー選手の専属打撃投手を務め、
最も身近で支えてきた奥村幸治さんが語った
「イチロー選手が天才打者たる所以」とは——。


┌───────今日の注目の人─────────┐


       「努力の仕方の差」
         

  奥村幸治(NPO法人ベースボールスピリッツ理事長)

     
     ※『致知』2015年3月号
      特集「成功の要諦」より
 

└───────────────────────┘

これは私が打撃投手に区切りをつけ、トレーナーになろうと
メンタルトレーニングの勉強をしていた時のことだった。


イチロー選手をつかまえて、メンタルトレーニングについて
どのように考えているかと尋ねてみた。


すると彼はひと言、


「メンタルを鍛える、つまり心を鍛えるっていうのは、
 自分に必要なことを続ける努力をすることじゃないんですか」


と答えた。


私はその答えに興味を覚え、さらに質問を続けた。


「これまでに、これだけは絶対誰にも負けていないと
 胸を張って言える努力って何?」と。


「高校の時に寮に入っていた3年間、
 僕は寝る前の10分間素振りをしていました。
 そしてそれを1年365日、3年間欠かさず続けました。
 それが僕の誰にも負けないと思える努力です」


この話を聞きながら、私は高校時代に
自分がどんな努力をしてきただろうかと自らに問い掛けた。


「きょうは家に帰ったら300回素振りをしよう」
「きょうはいつもより多く走ってこよう」


といった努力はしてきたが、イチロー選手のように
これだけは絶対にやらなければという思いで
続けてきたことは何もなかったことに気づかされた。


この話には後日談がある。


つい最近のことだが、私の講演を聞いてくれていた
イチロー選手の高校時代の先輩に声を掛けられ、
その講演で触れた「10分間の素振り」について話題が及んだ。


「やっぱり本当なんですか」と尋ねると、
その答えに私は驚いた。


「10分間の素振りね、あれは最低10分だからね。
 やり続けると1時間でも2時間でもやっていましたよ」。


イチロー選手は既に高校生の頃には
一度自分で決めたことを、決してゼロにはしなかった。


そうやって心を鍛えてきた事実に
私は新たな衝撃を受けた思いだった。


NHKの特集番組でイチロー選手は
次のような趣旨のことを語っている。


「心が折れそうになった時、自分が続けてきたことを
 やめてしまおうと思ったこともあった。

 しかし、もし仮にやめてしまったら
 自分が自分ではなくなってしまう」
 

これは彼にとって、いまの自分があるのは、
やると決めたことを休むことなく続けてきたからだという
認識を強く持っているからに他ならない。


彼の弛まぬ努力の仕方そのものが心の支えとなり、
いまを生きる力になっているのだと私は思う。


イチロー選手の秀でたところは努力の仕方だけではない。
集中の仕方もまた人並み外れていた。


打撃投手をしていると、調子を崩している選手の中には、
我われが投げるボールが悪いと責めてくることがある。


ところがイチロー選手の場合・・・

   * *

※この続きは『致知』2015年3月号 P54〜P58をご一読ください。


☆☆☆☆☆



以上であります。



押忍!                    石黒康之

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